２月１０日から第一回区議会定例会が始まり、１２日（金）代表質問に立ちました。今定例会に提案される「あんさんぶる荻窪」と荻窪税務署等の財産交換問題についても取り上げ、田中区長が財務省にあてた要望書について、経過を明らかにするよう求めました。

　要望書とは、田中区長が、荻窪駅周辺整備のために税務署を取り込もうとして、平成23年から建て替え工事に入る予定だった荻窪税務署の工事を休止するよう財務省に申し入れていたものです。こうした要望を出していたことは、これまで議会に一切報告されてきませんでした。
　区長は、計画や経過について詳細には答えませんでしたが、国から平成25年７月に「もうこれ以上税務署の建替えを先延ばしできない」と詰められ、その２か月後に、あんさんぶる荻窪の財産交換の提示をしたことを認めました。
　区長が国に勝手に約束したものの、当初から移転先のあてはなく、要望書の中身は「カラ手形」であり、その償いとして、あんさんぶる荻窪を国に差し出すに至った経過がうきぼりになりました。　要望書には「特養」という言葉はひとこともなく、「大規模特養ホーム建設のため」としてきた理由は後付けだということは明白です。しかし、区長は「大規模特養を立てるためには財産交換が唯一の手段」と強弁し、経過を議会に説明せず隠し続けてきた責任や、住民への謝罪の言葉はありませんでした。

　財産交換の議案は、２月24日の総務財政委員会で審議されます。質問の最後に「これまで議会に報告されてこなかったことがあきらかになり検証が必要。慎重な審議を行うためにも委員会で継続して議論していきましょう」と全議員に向けて呼びかけました。。あんさんぶる荻窪問題についての質問と答弁ダウンロードはこちらから