財産交換 自民・公明・未来・平和の賛成で委員会可決失政のツケを区民に負わせることは許されない!
2月24日(水)区議会総務財政委員会で、あんさんぶる荻窪と荻窪税務署等の財産交換についての議案が審議されました。大勢の区民が傍聴に駆けつけ、傍聴席は満席となりました。
「カラ手形」の責任には触れず
審議では、H22年に田中区長が財務省あてに提出した文書が焦点になりました。荻窪駅前開発のために税務署を賃料無料で駅前に移設し、H26年度供用開始を約束したものの、用地を確保できず、国への約束はカラ手形となったものです。
区は、カラ手形を交わした責任については一切言及せず、苦肉の策として、あんさんぶる荻窪を差し出すに至った失政の責任についても「税務署の建替えを止められ、大規模な用地を取得できたことは重要」と開きなおり、反省の態度を示しませんでした。区長は一度も答弁に立たず、委員の質問に不規則発言を繰り返していました。
「継続審査」を求める動議 与党の反対多数で否決
議案審議は6時間に及びましたが、さまざまな疑惑が払しょくされるどころか、さらに深まる状況となりました。区の説明責任が果たされないなか、自民・無所属・維新クラブの委員が、引き続き議案の調査・審議を行う必要があるとして「継続審査」の動議を提出しました。
日本共産党区議団は、財産交換そのものには反対の立場ですが、真相解明が行われていないとして継続審査には賛成しました。しかし、自民、公明、未来(民主)、平和の委員が継続審査に反対し、採決の結果、賛成多数で可決されました。
傍聴席からは、区民無視の計画強行に怒りの声が沸き起こりました。