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2018年予算特別委員会 あんさんぶる荻窪の廃止は認められない!

 開会中の区議会予算特別委員会で、あんさんぶる荻窪と荻窪税務署等用地の財産交換の中止を求めました。

区長の失政であんさんぶるが犠牲に

 財産交換は、2016年の第一回定例会で可決されましたが、今定例会には、財産価格等を変更するとして、最終議案が提案されました。
 特養ホーム整備のためと説明されてきた財産交換ですが、実際は、田中区長が2010年12月に、荻窪税務署の移転先を2013年までに荻窪駅周辺に賃料無料で確保すると約束して税務署の建てかえを休止させる要望書を提出したものの、移設先が確保できず、2013年7月に、国からもうこれ以上待てないと迫られ、2カ月後の9月にあんさんぶる荻窪の財産交換を提示したことが明らかとなっています。 
 質疑では、区長が、安易で根拠のない約束を提示し、それが果たせなかったために、あんさんぶる荻窪を差し出す選択をせざるをえなかった経過をあらためて指摘しました。区長は、カラ手形とも言える要望書を出した失政の責任には触れず、ごまかしの答弁に終始。無責任な姿勢に、傍聴席から怒りの声が上がりました。

あんさんぶるの廃止は区民要望にも区の調査にも反するもの

 さらに、質疑では、2011年に区が実施した荻窪駅周辺まちづくり基礎調査で、あんさんぶる荻窪を「区民活動の核となる施設」「区民の交流及び文化の中心地」と区自身が評価していたことを紹介。あんさんぶるの廃止は、区の調査結果にも逆行すると指摘しました。
 あんさんぶる荻窪は、多くの子どもたちが利用し、地元商店会と共催でまつりも開かれるなど、住民や団体の活動、コミュニティづくりに重要な役割を果たし、お金にはかえられない財産が形成されてきました。いまでも地元商店街のアーチには、あんさんぶるの存続を求める横断幕が掲げられています。地元住民や利用者の声を全く無視し、説明会は一度も開かなかったことに対しても、多くの地元住民が区長への不信と怒りをを募らせており、区民要望に反する財産交換は絶対に認められないと主張しました。