国民健康保険料の負担軽減へ 議員提案!
5月29日から杉並区議会第二回定例会が始まりました。日本共産党杉並区議団は、今定例会に多子世帯の国民健康保険料の負担軽減を図る条例提案を行います。
今年度も国保料は値上げ 毎年の負担増は限界に
先の区議会第一回定例会では、区長から提案された国民健康保険料の値上げ議案が、自民、公明、未来(民進・ 立憲民主等が所属)等の与党会派の賛成多数で可決されました。日本共産党と一部の少数会派は反対しました。
値上げが強行された結果、一人当たり平均3547円の値上げとなり、6月には各家庭に値上げ通知が発送されます。
この間、国保料は毎年値上げが続いており、その負担は加入者世帯のくらしに重大な影響を及ぼしています。
なかでも、子育て世帯など扶養家族が多い世帯に負担が集中し、家族が一人増えるだけで年間の負担は約5万円も増加となります。
負担軽減の第一歩を 全議員に呼びかけ
党区議団が提案を予定している条例案は、多子世帯などの保険料を高騰させる重大要因となっている「均等割」について、第3子以降を無料にし、子育て世帯の負担軽減を図るというものです。
「均等割」による保険料負担軽減については、特別区長会からも国の責任で実施するよう要望が上がっていますが、国は対応していません。国への問題提起も含めて区独自に実施することを求めます。
議員提案条例は、区議会の全会派・議員に共同提案を呼びかけました。条例の成立に向けて、全力を尽くす決意です。