ブロック塀の安全対策早急に 区に申し入れ
6月18日に発生した大阪北部地震で、高槻市の小学校のブロック塀が倒壊し、9歳の女児が死亡する痛ましい事故が発生しました。今回の事故を受け、文科省は都道府県を通じ、学校の安全点検等を行うよう各自治体に調査を依頼しました。
区が緊急点検実施
杉並区教育委員会は、全小中学校、子供園のブロック塀の緊急点検を実施。その結果、小学校5校、中学校5校、子供園1園のブロック塀に不適合箇所があることがわかりました。
点検結果を受け、党区議団は所管課長から聞き取りを実施。それによると、ブロック塀の転倒を防ぐため、建築基準法施行令では、ブロック塀の高さが1.2メートルを超える場合、3.4メートル以下の間隔で控え壁を設置することとしていますが、控え壁が無い箇所や間隔が3.4メートルを超えている箇所が確認されたとのことです。
直ちにブロック塀が転倒するような危険性は無いとしながら、安全性を確保するため補強等を行うとともに、今後メッシュフェンス等へ改修を行っていくとの認識を示しました。
区民、子どもを守る区政へ全力
都が行った首都直下地震の被害想定(2012年)では、ブロック塀倒壊による死者を約100人、負傷者を3500人としています。
杉並区は小中学校及び子供園などのブロック塀を緊急点検し、必要な対応を行うとしましたが、点検などは区立施設、保育施設等にとどまっており、さらなる対応が必要です。
党区議団は、11日、杉並区に対し、右記の申し入れを行いました。応対した危機管理室長は、「申し入れ内容を検討し、対応する」と応えました。
区民の安全確保に全力をあげます。