2018年決算特別委員会 補助132号線(西荻窪駅南側〜青梅街道 住民合意のない計画は見直しを
第三回定例会決算特別委員会で、都市計画道路「補助132号線(西荻窪駅南側〜青梅街道)」の整備方針による問題を取り上げ、現計画を見直すよう求めました。
道路の大規模拡幅 近隣に深刻な影響
補助132号線の都市計画整備方針は、西荻窪駅南側神明通りから、北側の青梅街道まで延長約1070㍍が事業区間で、既存道路を約16㍍まで拡幅する(最大で5㍍程度を広げる)という計画です。 東京都の都市計画道路整備方針(第四次事業化計画)で区内の優先整備路線とされ、区施行路線と位置付けられています。
近隣は商店街や住宅が多く、西荻窪らしい街並みとともに、地域コミュニティ形成の核ともなっている地域です。
大規模な道路拡幅により、沿線住民の多くが移転・立ち退き等を迫られることになれば、地域コミュニティが破壊されることになり、不安の声も上がっています。
50年前の計画が動き出す・・・
この都市計画は1966年に計画化され、その後、約50年間、事業化されることはありませんでした。50年前の計画に固執し、事業化を進めることは重大な問題です。
区は来年度の事業認可に向け、地権者等への用地測量を実施していますが、住民への周知も不充分です。
計画の見直しも含め、 再検討を
補助132号線と同じく優先整備路線に位置づけられた補助227号線(高円寺北側)では、住民の反対の声を受け、当面計画を見守るとの方針も示されています。都市計画は住民生活に重大な影響を及ぼすため、住民の声を無視して強引に進めることは許されません。計画の見直しも含め、再検討すべきと主張しました。