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2019年予算特別委員会 高齢者施策の拡充を迫る

 区議会予算特別委員会で、高齢者福祉の拡充に関して質問しました。
 
配食サービスの廃止、住宅改修助成の削減をただす

 来年度の区の予算書を分析した結果、高齢者分野での、都からの補助金が減額になっていることがわかりました。その要因として、都の補助金を活用して実施している配食見守りサービスの廃止や住宅改修助成等の予算減額にあることをつきとめました。
 
 主な予算減額、廃止事業
  〇まちの湯ふれあい入浴(減額)
  〇高齢者住宅改修助成(減額)
  〇高齢者緊急ショートステイ(減額)
  〇配食見守りサービス(廃止

 私は、高齢者人口が増え、高齢者施策の拡充こそ求められているときに、区の姿勢は、高齢者福祉を後退させるものだとと指摘し、拡充を求めました。区は、利用者の減少などを理由にしましたが、区民が利用しやすい制度へ改善の努力をすべきと求めました。

他区ではシルバーカーや補聴器にも助成
 杉並区でも実施を提案

 都が発行した各自治体ごとの高齢者施策報告を分析したところ、都の補助金を活用した同じ事業でも、他区では、杉並区よりも多くのメニューで支援していることがわかりました。
 たとえば、目黒区や墨田区などでは高齢者が集まって食事する会食サービスを実施。新宿区や江東区などではシルバーカーの購入費助成や補聴器の支給を行っています。こうした取り組みを紹介し、杉並区でもメニューの拡充を求めました。