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佐々木千夏議員のヘイトスピーチは許されない 発言は撤回を!

特定の民族を侮蔑・差別 断じて許されない発言

 9月12日の杉並区議会本会議一般質問において、佐々木千夏議員(正理の会)が、極めて悪質なヘイトスピーチを行ないました。出自や国籍をとりあげ、特定の民族を侮蔑・差別する内容であり、地方自治法及び「ヘイトスピーチ解消法」に該当するものです。責任ある立場の公人の発言として断じて許されるものではありません。
 日本共産党杉並区議団や複数の会派が、抗議と発言の撤回を求めています。

佐々木議員の発言要旨(抜粋)
■(朝鮮通信使に関連して) 使節団は各地で歓迎をうけ、その宿舎には朝鮮や中国のことを知ろうと、大勢の人が韓国を知りたいと押し掛けた。これはまったくのうそです。ほんとなんです。全国で実際に女性に対する暴行や殺人、いまでいう関東連合のような、やくざのような。各地でそうした問題をおこしている。(中略)女性に対する暴行、殺人、強盗を繰り返す凶悪犯罪者集団であったと教えられています。記録が残っているんです。わたしは本当のことを申し上げているんです。
■そうした朝鮮人からのいじめ、戦後の歴史をご存じないですか。どれだけ女性が強姦されたり、殺されたり。どうして新宿の歌舞伎町の一等地が朝鮮人のものなんでしょうか。日本人を殺して、居座ったからなんです。
(※議事録は党区議団が作成したもの)

本人から一部発言削除の申し出 緊急本会議を開催

 佐々木議員に対して、区議会を代表し、議長が厳重注意を行ない、佐々木議員本人から一部発言を取り消す申し出がありました。
 申し出を受け、9月26日に緊急の本会議が開催され、発言取り消しの議決が行なわれます。
 緊急本会議の開催は、党区議団が要請し実現したものです。

議会として厳正な対処を
 
 佐々木議員は、史学的根拠に基づかない特定の民族を侮蔑した発言を繰り返していますが、〝歴史認識の違い〟等として許されるものではありません。
 党区議団は、発言の一部取り消しではなく、一連の発言の撤回と、公の場での謝罪を求めています。 同時に、議員の資格が厳しく問われるものであり、杉並区議会として、民族侮蔑を許さない立場を鮮明にし、厳正に対処するよう求めます。

※佐々木千夏議員は、4月の区議会議員選挙で「NHKから国民を守る党」から立候補し初当選。当選直後に除名され、現在は「正理の会」に所属。正理の会は自身が所属する宗教団体の名称。