一般質問ー商店会の補助金不正問題で区の責任を問う
西荻窪の商店会の補助金不正受給問題で、領収書を偽造した商店会の責任は重大であり、厳しく問われなければなりません。同時に、平成26年に、都から協賛金未計上の是正指導を受けながら、翌年以降も未計上の実績報告を出し続けてきた区の責任も問われます。
前定例会に続き、11月21日の区議会本会議で、区の認識を質しました。
「花かけの掲示はやめるよう」区に言われた証言が明らかに
補助金不正問題で重要なポイントは、商店会が協賛金を集めていたことを区は知らなかったのかという点です。区は「協賛金自体の存在を知らなかった」と答弁してきましたが、日本共産党の追及で、今回の議会で、協賛金が西商連会計に入っていたことは「知っていた」と訂正しました。
私は、そのことをどう確認したのか質しましたが、会計書類で確認したわけではないと答弁。「知らなかった」ということが通用しなくなったために、イベントでなく西商連会計に入れたという言いわけで責任を逃れようとする区の姿勢が浮き彫りになりました。
また、区は、協賛金を知らない根拠として、職員は花かけ(お祝い金などの掲示)を見ていないと答弁してきましたが、私の追及で「職員から、西荻窪駅南口(花かけの場所)で、花かけの掲示はやめるようにと言われた」という商店会関係者の証言があったことが明らかになりました。
区は「協賛金」が記入されたイベント出納帳を見ていた
私は、商店会がイベント開催に際し、協賛金を集めていたことを、区職員が知っていた決定的資料(ハロー西荻の出納帳)を区に示し、なぜ未計上の報告を訂正しなかったのか、追及しました。 私の追及に、区は、職員は出納帳を見ていたことは認めましたが、西商連の振興の協賛金と認識したため訂正しなかったと言いわけしました。 再質問で、そのことをどう確認したのか質しましたが、区は答えられませんでした。
「管理職は確認すべきだった」 と答弁
平成26年に、都の是正指導を受けながら、翌年以降も、なぜ管理職は、協賛金未計上を点検しなかったのかも解明すべき問題でした。
私の質問に、区は「繁忙の中で指摘できなかった」という証言があったことを紹介し、「職員や関係者に確認すべきであった」と言わざるをえませんでした。しかし、その責任をどう認識しているか肝心な点については答えませんでした。