新型コロナ対策 医療崩壊を防ぐための緊急補正予算を可決
第4回区議会定例会は、新型コロナウイルス感染症対応に関わる緊急補正予算審議のため会期延長し、12月9日(当初は12月4日)に閉会しました。
新型コロナウイルス感染症の第3波が襲来し、杉並区内でも新規感染者数は11月中旬から急激に増加しています。
新型コロナ入院病床使用率9割超えも 病院から支援要請
区内基幹4病院で確保している入院病床も使用率が9割を超える日もあり、予断を許さない状況です。さらに、基幹4病院の内、一ヵ所ではクラスターも発生しており、医療機関への負担が激増しています。
11月25日には、基幹4病院から緊急に支援要請がありました。第3波に直面するなか、医療提供体制の維持と医療崩壊の阻止は喫緊の課題です。
要請を受け、1億8500万円余の補正予算を編成
杉並区は、緊急支援要請を受け、医療機関支援のための補正予算(1億8500万円余)を提案。区議会は会期延長し、審議を行ないました。緊急補正予算で示された事業は、入院患者受入医療機関支援事業、PCR検査実施医療機関に対する休業期間経営継続支援事業です。
日本共産党区議団は、『医療崩壊の危機が進行し、政府の対策が機能していない状況下で、基礎自治体が医療機関支援に踏み出すことは重要』と意見を述べ、補正予算に賛成。賛成多数で可決されました。