2021年決算特別委員会 新型コロナ自宅療養者の死亡事例について、区の対応と責任を追及
4日の区議会決算特別委員会で、私は、新型コロナに感染し、区内で療養中に死亡した男性の事例について、区の対応と責任を質しました。
>ラインには毎日母親との連絡の記録が・・・
この事例については、8月31日にニュースで報道され、区長は遺族に謝罪しています。
しかし、遺族は区長の説明に納得せず、日本共産党区議団に相談があり、私と山田耕平議員が両親と面談しました。
男性は、母親と毎日ラインで連絡を取り合っており、5日には「(保健所から)折り返しを待ってくださいと言われて」と訴えていたこともわかり、質疑で紹介しました。
「対応を終了」とした区の責任は重大
私は、発生届けに重要な情報が記載されていたにも関わらず見落としていたこと、男性に会いに行ったものの「本人の居住」を確認できないとして対応を終了した責任は重大だと指摘。なぜ発生届を送付してきた住所地の保健所に確認しなかったのか、認識を質しました。
担当課長は「もう少しやるべきことがあったと反省している。申し訳なく思っている」と答弁しました。
保健所への通話記録再度の調査を求める
男性の携帯電話には、区が対応を終了した翌日、保健所へ通話していた記録が残されていました。この件について、調査を行ったのか質問。区は「NTTに通話記録の開示を求めたが、開示できないという回答だった。理由を聞いたが回答が得られなかった」と答えました。
また、今後の調査について、区長は「できる限り対応するが、遺族から依頼がない」と答弁しましたが、6日の党区議団の委員会質疑で、再度NTTに対し、通話記録開示を求める考えを示しました。