自民、公明、立民、いのち平和などの賛成で西荻北・善福寺の児童館が廃止に
3日、第4回区議会定例会が閉会しました。
今定例会には、西荻北・善福寺両児童館の廃止に関わる議案が提案され、保健福祉委員会(山田耕平委員)で審議されました。
計画にも示さず、手続き上も問題
両児童館の廃止方針は、第1次の区立施設再編整備計画に示されておらず、昨年末、突如として打ち出されました。計画にも位置付けられず、パブリックコメント等の手続きも経ず、住民が意見を上げる機会が無いまま廃止方針を決定したことは重大な問題です。
地域には大きな混乱が広がり、保護者や住民は、杉並区に対して怒りと不信の声をあげました。
桃三小や高井戸第四小のPTA、西荻北・南の学童クラブからは児童館存続を求める要望が出され、善福寺児童館の近隣住民は、児童館存続を求めて851筆の陳情署名を杉並区議会に提出。(陳情は、自民・安斉あきら委員長が審査を行わなかったため「みなし不採択」に)
委員会で、山田委員は、児童館が廃止されれば、子どもたちの居場所が縮小・分散し、遊びも制約を受ける等の問題点(裏面参照)を指摘。両児童館とも存続すべきと主張しました。
採決では、日本共産党と一部会派を除く、自民・公明・立民等が廃止に賛成し、賛成多数で可決されました。子どもたちや住民の切実な声に背を向け、児童館廃止に賛成した議員の責任は重大です。