外環道建設工事は中止を!国交省に申し入れ
20日、日本共産党は、国土交通省に対して『東京外かく環状道路(外環道)の建設中止を求める申し入れ』を行いました。 国交省が、オリンピック招致などを口実に、外環道計画の工事に本格的に着手する方針を明らかにしたことを受けて行われたもので、①外環道建設計画は中止し、工事に着手しないこと ②国の責任で地上部街路(外環の2)の建設計画は廃止することを求めました。
党国会議員をはじめ、都議、沿線区市の党議員が参加。杉並からは、私くすやま美紀、山田耕平区議、地域住民が参加しました。
申し入れのなかで、「オリンピックと外環道計画とどのような関係があるのか」「高速道路は震災に強く安全だというが根拠はあるのか」など次々と質問が出されましたが、国交省の担当者から明確な回答は示されませんでした。
建設が決まった区間(練馬区ー世田谷区の約16キロ)の総事業費は約1兆2800億円。新年度予算案には1237億円が計上され、東京都が招致活動を進めるオリンピック開催予定の2020年度までの完成を目指しています。財政がひっ迫し、消費税増税をはじめとする国民への負担増が検討されているなかで、巨額の税金投入は許されません。予算は国民のくらしや震災復興のために使うべきです。