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マリヤ・グジーさんを迎えて

チェルノブイリデーの26日夜、日本ユーラシア協会の催しで、ウクライナから避難してきているマリヤ・グジーさんのお話を聞きました。
マリヤさんは、ウクライナの民族楽器バンドゥーラ奏者で歌手のカテリーナさんのお母さん(ナターシャ・グジーさんの母でもあります)。ロシアによるウクライナ侵略によってマリヤさんもキーウからの避難を余儀なくされ3月21日来日。マリヤさんにとってはチェルノブイリ原発事故に続き二度目の避難。キーウからポーランド国境手前まで列車に11時間立ちっぱなしで移動。降りたときは足の感覚がなくなり歩くことができず、若い夫婦が手をつないでくれ4キロ歩いて国境を越えた。ようやく到着した日本は心地よいが、遊びに来ているわけではない。二人の娘が国外へ避難できずウクライナに残っている、と話しました。日本の空がずっと青い空でありますように、という言葉が心に残りました。
カテリーナさんは、戦争がおこって音楽活動をやめたかった。デモにも参加したが、やはり音楽でメッセージを伝えたいと考えた。コンサートの依頼も多く毎日睡眠時間は3時間ほど。しかしウクライナの状況、姉たちを避難させられないことを考えたとき休んでいられない。依頼がある限り1日3回でもコンサートをこなす。平和。災害や原発事故のない世界が望みだと話しました。バンドゥーラの演奏と歌も素晴らしかったです。